
劇場映画「言の葉の庭 」SoundTracks
“愛”よりも昔、“孤悲”のものがたり。
靴職人を目指す高校生・タカオは、雨の朝は決まって学校をさぼり、公園の日本庭園で靴のスケッチを描いていた。ある日、タカオは、ひとり缶ビールを飲む謎めいた年上の女性・ユキノと出会う。ふたりは約束もないまま雨の日だけの逢瀬を重ねるようになり、次第に心を通わせていく。居場所を見失ってしまったというユキノに、彼女がもっと歩きたくなるような靴を作りたいと願うタカオ。六月の空のように物憂げに揺れ動く、互いの思いをよそに梅雨は明けようとしていた。
"デジタル時代の映像文学"で世界を魅了する新海誠が描く、愛に至る以前の孤独──。万葉集の一篇から始まる"孤悲(こい)"の物語。KASHIWA Daisukeの作ったサウンドトラック全7曲を収録。
(2013年劇場上映作品 / 本編・約46分)